【覆す】少し知ってる人が一番自信満々!?脳のバグ「自信の軌跡」とは

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知れば知るほど「わからなくなる」不思議

突然だけど、みんなは何か新しいジャンルにハマり始めたとき、「あれ? わたしって実は全然わかってないかも…」って、急に自信がなくなった経験はないかな? 例えば、ちょっと背伸びして本格的なコーヒー豆を買い始めたときや、自分に合うコスメを探し始めたとき、あるいは新しい音楽のジャンルを聴き込み始めたときなんかだね。

実はそれ、キミだけじゃなくて人間の脳と心理のシステムとしてごく当たり前のことだったんだ!今回は、そんな「経験と自信の不思議なカンケイ」について、ビッグデータを使ったとんでもないスケールの最新研究を紹介するよ。それじゃあ、さっそく見ていこう!

研究の背景:「経験値=自信」という常識を疑え!

普通に考えたら、「経験を積めば積むほど、知識が増えて自信がつくはずだ!」って思うよね。ゲームのRPGみたいに、経験値を稼げばレベルが上がって、どんどん強気になれるのが当たり前な気がする。

でも、マーケティングや心理学の世界で大注目の研究者であるペンシルベニア大学ウォートン校のジョーナ・バーガー博士やマシュー・ロックレッジ博士たちのチームは、「人間の自信って、本当にそんな単純に右肩上がりで増えていくものなの?」という鋭い疑問を持ったんだ。実は、僕たちが物を買ったり選んだりする「消費者行動」において、この自分の選択に対する自信(確実性)という要素はめちゃくちゃ重要なんだよ。

自分の選択に自信があれば同じブランドを長く愛用するし、自信がないと迷って他のものに浮気しちゃうかもしれない。研究チームは、消費者が経験を積む過程で「自信」がどう変化し、それが「次に何を選ぶか」にどう影響するのかという軌跡(トラジェクトリー)のナゾを解き明かそうとしたんだ!

実験内容・調査方法:30年分・370万件のレビューをAIで徹底解析!

ここからがこの研究の本当にすごいところなんだけど、調査のスケールがちょっと桁違いなんだ!研究チームは、なんと約30年間にわたる約10万人分のオンラインレビュー、トータルで約370万件もの膨大なデータを集めて、最新のAIや機械学習を使って徹底的に分析したんだよ。

対象になったジャンルもすごく幅広くて、ワイン、ビール、コスメ、写真、さらには音楽の好みまで、ありとあらゆる分野のレビューが集められたよ。

計算言語学が暴く「心の動き」

でも、「レビューの文章から、どうやってその人の自信を測るの?」って疑問に思うよね。そこで大活躍したのが「計算言語学」という最先端のアプローチなんだ!

AIに言葉のニュアンスを読み取らせて、「間違いなく」「絶対に」といった断言する言葉を使っている人は「自信度が高い」と判定し、「〜のような気がする」「よくわからないけど」といった言葉が多い人は「自信度が低い」と数値化したんだ。さらに、オンラインの実験室でのテストも組み合わせて、過去のデータ分析だけでなく、リアルタイムな心理の変化もダブルチェック!これだけの大規模データと実験を掛け合わせるなんて、圧倒的なリサーチ力だよね!

驚きの結果:自信は「U字カーブ」を描いて変化する!?

そして導き出された結果が、これまた驚きの連続だったんだ!なんと、経験と自信の関係は「右肩上がり」ではなく、まるでアルファベットのUの字のような「U字カーブ」を描くことがわかったんだよ!

具体的には、次のような3つのステップを踏んで僕たちの心は変化していくみたい。

  • 初期(初心者モード):新しいジャンルに触れたばかりの時は、なぜかめちゃくちゃ自信満々!
  • 中期(中級者モードの沼):少し経験を積むと、急激に自信が低下して迷走し始める!
  • 後期(エキスパートモード):圧倒的な経験を積むと、再び自信が復活して確固たるものになる!

具体的なデータを見てみるともっと面白いよ。例えばワインの場合、10種類から240種類くらいのワインを飲んで知識が増えてきた「まさに中級者」のタイミングで、一番「自信がない状態」に陥りやすかったんだ。ビールでも、最初の8種類くらいまでは自信満々だったのに、それ以上いろいろな種類を飲み始めると自信が急降下してしまったんだって。

「自信喪失の谷」が引き起こす浮気心

さらに衝撃的なのが、この「自信喪失の谷」にいる時、僕たちは今使っているブランドから別のブランドへ浮気(スイッチ)しやすくなるという行動に出ることがわかったんだ!コスメの調査では、2〜10個のアイテムを試して自信を失っている段階の人は、ブランドを乗り換える確率が4.5%も跳ね上がり、なんとそのうちの54%は二度と元のブランドに戻ってこなかったんだよ。これ、お気に入りを見つけたい消費者にとっても、企業にとっても、すごく重要なターニングポイントだよね!

なぜそうなったの?:自信喪失は「成長の証」だった!

「経験を積んだのに、なんで逆に自信がなくなっちゃうの?」って、不思議でたまらないよね。そのメカニズムを詳しく解説していくよ!これは人間の「知識の構造化」という脳の働きと深く関わっているんだ。

まず初心者の頃は、そのジャンルの「奥深さ」や「複雑さ」をまだ全然知らない状態なんだ。だから、少しうまくいったり1つの商品を知っただけで、「あ、こういうものね!完全に理解した!」と錯覚しやすいんだよ。

でも、少し経験を積んでいろんな商品に触れていくと、「産地によってこんなに味が違うの!?」「私の肌質にはこっちの成分の方が合うのかも…」「待って、種類多すぎて選べない!」と、自分がどれだけその世界を知らないかに気づいてしまうんだ。知識の解像度が上がったからこそ見えてくる広大な世界に圧倒されてしまう。これが「自信喪失の谷」の正体なんだよ!

不確実性から逃げ出したいという本能

そして、人は「よくわからない、自信がない」という状態(不確実性)を本能的に嫌がる生き物なんだ。だから、「今のブランドを選んだ自分の判断、本当に合ってるのかな…?」と不安になると、その不快なモヤモヤから逃げ出すために「別のものを試せば、しっくりくる正解が見つかるかも!」と、別の商品や新しいブランドに手を伸ばしてしまう、というわけなんだね。

でも安心して!そこから逃げずにさらに圧倒的な経験を積んでいくと、バラバラだった知識が頭の中で綺麗に整理されて、「自分にはこれが合っている」というブレない基準ができあがるんだ。ここまで来ると、再び「真の自信」を手に入れて、お気に入りのブランドをずっと愛用するエキスパートになれるんだよ!

研究の限界とこれからの未来

もちろん、どんなに素晴らしい研究にも限界や「これからの課題」はあるよ。

今回のデータは、ネット上にレビューを書き込む熱心な消費者の行動が中心になっているんだ。だから、レビューを一切書かずにひっそりと買い物を楽しむ「サイレントな消費者」の頭の中でも全く同じU字カーブが起きているのかどうかは、まだ完全に解明されていない部分もあるんだよ。

それに、「家を買う」とか「車を買う」みたいな、人生で数回しか経験しないような超高額なお買い物でもこの法則が当てはまるのかどうか、これもこれからの研究が待たれるところだね!

でも、この大発見はこれからのマーケティングの世界を劇的に変えるパワーを持っているよ。企業側が「あ、このお客さんは今、自信喪失の谷で迷子になっているな」と気づけたら、「この商品はこういう部分が他と違うんですよ」と優しくナビゲートしてあげることができるかもしれない。キミのお買い物がもっと楽しく、迷いのないものに進化していく未来が楽しみだね!

TKちゃんのまとめ&メッセージ

いかがだったかな?

「経験を積むほど自信がなくなる時期がある」って、なんだかすごく勇気をもらえるお話だと思わない? もしキミが今、新しい趣味や勉強に挑戦していて「わたしって全然わかってないかも…」と壁にぶつかっているなら、それは知識が深まって中級者の谷に足を踏み入れ、確実に成長している証拠なんだ!そのまま諦めずに探求を続ければ、必ずピークの「真の自信」にたどり着けるから、どんどんチャレンジしてみてね!

人間の心理や行動って、ビッグデータを通して見るとこんなにも論理的でドラマチックで面白いんだよ!これからも、こんなふうに世界を面白く解き明かすサイエンスの話題をどんどん紹介していくから、楽しみにしていてね。

それじゃあ、また次回の「TKちゃんの科学実験ラボ」でお会いしましょう!ばいばーい!


ソース:Journal of Marketing Research

TKちゃんの科学実験ラボ
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