やっほー!イギリスの歴史を揺るがす特大ニュースだよ!
みんな、歴史のミステリーって好きかな?僕、「TKちゃんの科学実験ラボ」専属サイエンスライターのTKちゃん!今日は、考古学と歴史文献学の最前線から、超絶ワクワクするニュースを持ってきたよ!
イギリスの歴史で一番有名な年といえば、間違いなく1066年!この年に起きた「ヘイスティングズの戦い」は、イギリスの運命を決定づけた大事件なんだけど……なんと、これまでずっと信じられてきた「ハロルド王の悲劇の強行軍」が、実は後世に作られた作り話(神話)だったことが、最新の研究で明らかになったんだ!
教科書や博物館の展示までひっくり返っちゃうかもしれない、この大発見。さっそく一緒に、1000年前の真実に迫ってみよう!
悲劇のヒーロー?これまでの「定説」をおさらいしよう
今回のニュースの凄さを知るためには、まず当時の状況を知る必要があるよね!1066年、イングランド王の座をめぐって、3人の男たちがバチバチの三つ巴の戦いを繰り広げていたんだ。
主人公は、新しくイングランド王になったハロルド・ゴドウィンソン(ハロルド2世)。でも、彼の即位に納得いかないのが、北から攻めてきたノルウェー王のハラルド・ハードラーダ(苛烈王)と、南の海を渡って攻めてきたノルマンディー公ウィリアム(後の征服王)だよ。
- まず、ハロルド王は北のヨークシャーに急行して、9月25日の「スタンフォード・ブリッジの戦い」でノルウェー軍を撃破!
- しかし休む間もなく、「南にウィリアムが上陸した!」という知らせが入る。
- ハロルド王は軍を反転させ、約320キロ(200マイル)の距離を南下。10月14日に「ヘイスティングズの戦い」でウィリアムと激突し、敗死してしまう。
これまで、この南北の大移動は「徒歩による過酷な強行軍」だったと信じられてきたんだ。「重い鎧を着て、泥道を何百キロも歩き続けたから、兵士たちは疲労困憊で負けちゃったんだ…」っていうのが、お決まりのストーリー。でも、本当にそんな無茶なことをしたのかな?

執念の文献調査!UEAの教授が歴史の「バグ」を見つける
ここで立ち上がったのが、イースト・アングリア大学(UEA)の中世史・文学の専門家、トム・ライセンス教授だよ。教授は、「一国の王様が、そんな疲労困憊になるだけの効率の悪い移動手段を選ぶはずがない!」と考えたんだね。
そこで教授は、当時の一次史料である『アングロ・サクソン年代記』(現在9つの写本が残っている超貴重な記録!)や、11世紀に書かれた様々な文献を、もう一度徹底的に、穴が開くほど読み直したんだ。科学の実験みたいに、先入観を捨ててゼロからデータを解析し直すアプローチだね!
古い言語で書かれた膨大なテキストを読み解くのは、まさに暗号解読みたいな途方もない作業。でも、その結果、とんでもない事実が浮かび上がってきたんだ!
驚きの結果:ハロルド王は「歩いて」なんかいなかった!
教授の調査の結果、当時の史料のどこにも「ハロルド王が軍隊を率いて200マイルを歩いた」なんて記述は見つからなかったんだよ!じゃあ、どうやって大軍を移動させたのか?
答えは、「海路(船)」だったんだ!
ハロルド王は、イングランドが誇る強大な海軍力を使って、兵士たちを船に乗せて南下していたことが判明したんだ。つまり、イギリスの歴史上最大と言われた「200マイルの強行軍」は、歴史から完全に消滅しちゃったってわけ。これ、大発見じゃない!?
なぜ「船」だったの?そして、なぜ誤解されたの?
ここからが、科学的かつ歴史的なメカニズムの深掘りタイム!「なぜ船を選んだのか」そして「なぜ後世の人は歩いたと勘違いしたのか」を解説するよ!
① アングロ・サクソン人の圧倒的な「海軍力」
当時のイングランドを支配していたアングロ・サクソン人は、もともと海を渡ってきた海洋民族。彼らの船の運用能力はトップクラスだったんだ。重たい武器や食糧、そして何千人もの兵士を運ぶなら、整備されていない泥道を歩くよりも、船に乗せて風と波に乗る方が、圧倒的に早くて体力を温存できる。ハロルド王は、疲れてヤケクソになっていた無能な指揮官なんかじゃなく、手持ちの「海軍アセット(資産)」を最大限に活かして、ノルマンディー軍を海上で迎撃しようと計算していた、超優秀なストラテジスト(戦略家)だったんだよ!
② 「強行軍の神話」を作ったのは19世紀の歴史家だった!
じゃあ、なんで「歩いた」ことになってたの?ライセンス教授によると、この誤解を世間に広めた戦犯は、19世紀の歴史家エドワード・オーガスタス・フリーマンだということが分かったんだ。
19世紀のヴィクトリア朝時代って、「困難に立ち向かう泥臭いヒーロー」みたいな、ロマンチックでドラマチックなストーリーが大ウケする時代だったんだよね。だから、古い文献のわずかな記述を「きっと全軍で歩き通したに違いない!」とロマンたっぷりに(勝手に)解釈して、それを本に書いちゃったんだ。それがいつの間にか「歴史の定説」として現代まで引き継がれちゃったんだから、人間の思い込みって怖いよね!

歴史の解像度が上がる!これからの未来への影響
今回の発見は、ただ「移動手段が違った」ってだけじゃないんだ。1066年の出来事を、まったく新しい視点で見直すきっかけになる大革命だよ!
イングリッシュ・ヘリテッジ(イギリスの歴史的建造物を保護・管理する組織)の学芸員さんも、「これまでの常識をテストすることの素晴らしさを示してくれた!」って大絶賛しているんだ。ハロルド王の戦略が今まで考えられていたよりずっと洗練されていたとなれば、迎え撃つウィリアム側の作戦の解釈も変わってくるかもしれない。
これからイギリスの学校の歴史の授業や、博物館の展示パネルがどんどん書き換わっていくはずだよ!今年はかの有名な「バイユーのタペストリー」(1066年の出来事を刺繍した巨大な布)がフランスからイギリスにやってきて展示される予定もあるから、このニュースのおかげでさらに盛り上がること間違いなしだね!
TKちゃんのまとめ!
いやー、歴史って本当に面白いよね!何百年も「当たり前」だと信じられてきたことが、一次史料を科学的な視点でしっかり見直すことで、あっさりひっくり返っちゃうんだから!
みんなも、教科書に書いてあることや、世間で「常識」って言われていることに対して、「それって本当かな?元データはどうなってるの?」って疑ってみる好奇心を持ってみてほしいな。そこには、まだ誰も気づいていない新しい大発見が隠れているかもしれないよ!
それじゃあ、次回の「TKちゃんの科学実験ラボ」もお楽しみに!バイバーイ!
ソース:EurekAlert!

コメント