好きだから選ぶ?選ぶから好きになる?意思決定をバグらせる「反復バイアス」の謎
やっほー!みんな元気?「TKちゃんの科学実験ラボ」の専属サイエンスライター、TKちゃんだよ!
今日も僕と一緒に、ワクワクするサイエンスの世界に飛び込んでみよう!
今回は、人間の「好み」や「選択」の常識をひっくり返しちゃうかもしれない、脳の面白いメカニズムについての最新研究を紹介するね。
研究の背景:いつものアレ、本当に一番好きで選んでる?
みんなは、コンビニで飲み物を買うときや、レストランでメニューを決めるとき、つい「いつもの」を選んじゃうことってない?
新商品や美味しそうなものがたくさん並んでいるのに、なぜか同じものを手にとってしまう。これってよくある光景だよね。
今まで科学の世界では、人間は「これが一番自分にとって得だ!」とか「これが一番美味しいはず!」と、頭の中でしっかりメリットを計算して選んでいると考えられてきたんだ。
でも、ドイツのドレスデン工科大学などの研究チームが、「いやいや、人間の脳はもっといい加減で面白い選び方をしてるんじゃない?」っていう疑問を持って、新しい実験に挑んだんだよ!
実験内容・調査方法:約700人で大検証!選ぶ回数とメリットのガチンコ勝負

研究チームは、人間の意思決定のヒミツを探るために、約700人もの参加者を集めて、ちょっとしたゲームをやってもらったんだ。
まず「学習フェーズ」として、画面に出てくる2つの選択肢から1つを選ぶゲームを繰り返すよ。選んだものによって、ポイントがもらえる確率が違う仕組みになっているんだ。
例えば、「70%で当たるA」と「20%で当たるB」なら、当然みんな当たりやすい「A」を何度も選ぶようになるよね。ここまでは普通のお話。
でも研究チームは、ここで面白いトラップを仕掛けたんだ。特定の選択肢を意図的にたくさん(例えば50回)選ばせるグループと、少ししか(例えば30回)選ばせないグループに分けたんだよ。
つまり、当たりやすさ(客観的なメリット)とは別に、「ただ選んだ回数」に明確な差を作ったってわけ。
そして最後に「トランスファー(移行)フェーズ」として、今までとは全く違う新しい組み合わせを見せて、参加者がどういう基準でモノを選ぶのかを厳密にチェックしたんだ!
驚きの結果:衝撃!メリットより「過去に選んだ回数」が圧勝しちゃった

実験の結果から、科学者たちもビックリの事実が判明したよ!
なんと参加者たちは、実際の「当たりの確率(ポイントがもらえるメリット)」よりも、ただ単に過去により多く選んだことのある選択肢の方を好んで選ぶようになっていたんだ。
普通なら「確率が高くてお得な方」を高く評価するはずだよね。でも、結果は真逆だったんだ。
客観的な価値が高いかどうかよりも、「50回出現したからたくさん選んだ」という事実そのものが、新しい状況での選択にめちゃくちゃ強い影響を与えていたんだよ。これを専門用語で「反復バイアス(repetition bias)」って呼ぶんだって。
さらに面白いことに、後から「どれが一番価値が高いと思った?」ってアンケートを取ると、たくさん選んだ選択肢のことを「これが一番価値がある!」と、脳が完全に思い込んでいることも分かったんだ。
なぜそうなったの?:脳のサボり癖が生み出した「究極のエコモード」

じゃあ、どうして僕たちの脳はこんな「勘違い」を引き起こしちゃうんだろう?
実はこれ、脳がエネルギーを節約するための、とっても賢いサバイバル戦略(ショートカット)なんだよ。
毎日毎日、朝起きてから寝るまで「どっちが得か?」「どれが一番いいか?」をゼロから計算してたら、エネルギーを使いすぎて脳がパンクしちゃうよね。
だから脳は、「過去に何度も選んでるってことは、今までそれで問題なかったんでしょ?じゃあ今回もそれでオッケー!」って、複雑な計算をサボるシステムを作ったんだ。
つまり、「好きだから選ぶ」んじゃなくて、「何度も選んでいるうちに、脳が勝手に『これは良いものだ』と思い込む」っていう逆転現象が起きてるんだね。
ただ行動を繰り返すだけで、僕たちの「好み」や「価値観」そのものが書き換えられちゃうなんて、まさに進化のハッキングって感じで面白いよね!
研究の限界とこれからの未来:日常の「つい、いつもの」に気づけるかも?
今回の研究で、「ただ繰り返すこと」が人間の選択にどれだけ強烈な影響を与えるかがハッキリ分かったんだ。
お店のマーケティングや、スマホのアプリなんかも、もしかしたらこの「反復バイアス」を利用して、僕たちに「つい使っちゃう習慣」を植え付けているのかもしれないね。
もちろん、毎日の生活は実験室のゲームよりずっと複雑だから、その日の気分や周りの環境とか、他の要素もたくさん絡んでくるはずだよ。
でも、この脳のバグを知っておけば、「なんでいつもコレ買っちゃうんだろう?」って立ち止まるきっかけになるよね。これからの心理学や行動経済学の研究がもっと楽しみになってきた!
TKちゃんのまとめ!:お昼休みの購買ダッシュで気づいた脳のショートカット
この記事を読んでて、僕も今日のお昼休みのことを思い出してハッとしちゃった!
うちの学校、お昼のチャイムが鳴ると購買のパン争奪戦が激しいんだけどさ。今日も急いでダッシュして、無意識にいつもの「チョコチップメロンパン」を掴んでたんだよね。
で、教室に戻ったら友達が新作の「いちごミルクパン」を美味しそうに食べてて。「あー!新作もあったんだ、そっちにすればよかった!」って後悔したんだけど、これってまさに今回の「反復バイアス」だよね。
冷静に美味しさを比較して選んだつもりだったけど、本当は脳が計算をサボって、「いつも買ってるから今日もコレでいいや!」ってショートカットしちゃってただけなんだ。
脳がエコモードで頑張ってくれてるのはありがたいけど、明日の購買ダッシュでは、この無意識のバグに逆らって絶対に新作パンをゲットしてみせるぞー!
それじゃあ、今回の実験ラボはここまで!また面白い科学のニュースを見つけたら紹介するね。バイバーイ!

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