人類史上、戦争が全くなかった「完全平和な時代」は存在したのか?考古学が明かす暴力の起源と人類の歴史
やっほー!みんな、元気にしてる?「TKちゃんの科学実験ラボ」の専属サイエンスライター、TKちゃんだよ!
毎日のようにニュースを見ていると、世界中のどこかでいつも争いが起きているよね。ふと「昔の人たちって、みんな仲良く平和に暮らしていた時代はなかったのかな?」って疑問に思ったこと、ないかな?
実はこれ、考古学者や人類学者たちの間でも、ずーっと激しく議論されてきた超重要テーマなんだ。今回は、人類の歴史の中で「戦争が全くなかった時代」は本当に存在するのかどうか、科学の力でタイムスリップして徹底検証していくよ!
テーマの前提・基礎知識: そもそも「戦争」って科学的にどう定義するの?
歴史を振り返る前に、まずは「戦争」という言葉のルールを決めておかないといけないんだ。個人同士のケンカと、集団での戦争は、科学的には全く別のものとして扱われるんだよ。
考古学の世界で「戦争があった」と判断されるには、いくつかの証拠が必要になるんだ。たとえば、発掘された古い骨に「武器によってつけられた傷跡」が残っているかどうかが大きな手がかりになるよ。
それも、一人や二人の骨じゃなくて、同じ場所に大量の人が埋葬されていて、みんな同じような武器の傷を受けている場合、「これは集団同士の組織的な争い、つまり戦争の痕跡だ!」と推測されるわけなんだよね。
さらに、集落の周りに深いお堀が掘られていたり、高い防壁が作られていたりする遺跡が見つかれば、それは「外敵からの攻撃に備えていた」という確たる証拠になるんだ。さあ、この基準を持って、人類の歴史をさかのぼってみよう!
時代別!争いの痕跡が語る人類史のリアル
それじゃあ、人類の誕生から現代まで、時代ごとに「戦争の痕跡」がどう変化していったのか、年代順にシミュレーションしていくよ。僕たちの祖先は、いつから戦い始めたんだろう?
旧石器時代:移動と分散が生んだ「平和な」狩猟採集民?

人類の歴史の大部分を占めるのが、狩りをして木の実を採って暮らしていた旧石器時代だよ。実はこの時代、組織的な大規模な戦争の証拠は、ほとんど見つかっていないんだ。
なんでだと思う?それは、当時の人口密度がめちゃくちゃ低かったからなんだ。もし他のグループと資源を取り合ってトラブルになりそうになったら、戦って命の危険を冒すよりも、サッと別の場所に移動しちゃった方が圧倒的にコストが低かったんだよね。
だからといって、暴力が全くなかったわけじゃないよ。個人的な恨みや突発的な殺人事件の痕跡はあるけれど、集団同士が計画的にぶつかり合う「戦争」は、この時代には極めてレアだったと考えられているんだ。
新石器時代:農耕と定住がもたらした「守るべき財産」の誕生

歴史のターニングポイントになったのが、約1万年前の「農耕革命」だよ!人類が畑を作り、家畜を飼い、一つの場所に「定住」するようになった新石器時代から、状況はガラッと変わるんだ。
農耕が始まると、余った食料(穀物)を蓄えることができるようになるよね。すると、土地や食料といった「絶対に手放したくない財産」が生まれるんだ。誰かがそれを奪いに来たら、もう逃げるわけにはいかなくなる。
この時代から、防壁で囲まれた集落の遺跡や、矢尻が深々と刺さった大量の人骨など、明確な「戦争の証拠」が世界中で一気に増え始めるんだ。定住と豊かさが、皮肉にも争いの火種を生んでしまったんだね。
古代・中世以降:国家の誕生と巨大化する紛争システム

そして時代が進み、都市ができ、リーダーが生まれ、「国家」という巨大なシステムができると、戦争はさらに組織的で大規模なものに進化していくよ。
専門の「兵士」という職業が誕生し、金属器の発明で武器の殺傷能力も跳ね上がったんだ。歴史上、「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」のように、ある地域が特定の巨大権力によって長期間平和に保たれたケースはあるよ。
でも、地球全体を見渡したとき、世界中どこを探しても全く戦争が起きていない「人類全体の完全平和な時代」が長期間続いたという科学的証拠は、今のところ一つも見つかっていないのが現実なんだ。
科学的メカニズム: なぜ人類は争うのか?進化心理学と環境要因

じゃあ、どうして僕たち人類は争いをやめられないんだろう?これを「進化心理学」や「行動生態学」の視点から紐解くと、すごく面白いメカニズムが見えてくるんだ。
生き物にとって最大の目的は「自分の遺伝子を次の世代に残すこと」だよね。環境が厳しくなり、食料や水といったリソース(資源)が不足したとき、他のグループを排除してでも自分たちのリソースを確保しようとする行動は、進化の過程で「生き残るための戦略」として組み込まれてしまった可能性が高いんだ。
さらに面白いのが、「仲間への強い愛情(利他行動)」と「よそ者への攻撃性(排他性)」は、脳の中で表裏一体のメカニズムとして働いているってことなんだ!
「自分たちの家族や仲間を絶対に守りたい!」という美しい愛情が強すぎるあまり、その仲間を脅かすかもしれない外部の存在に対しては、容赦なく攻撃的になってしまう。愛情と戦争は、同じコインの裏表のような関係だなんて、科学って本当に奥深いし、ちょっと怖くもあるよね。
霊長類から学ぶ「平和のハッキング」

「なんだ、結局人間は戦う運命にあるのか…」って落ち込むのはまだ早いよ!僕たちに最も近い霊長類の親戚を観察すると、平和を保つための素晴らしいヒントが見つかるんだ。
人間のDNAと約99%一致している動物といえばチンパンジーとボノボだけど、この2種類の社会システムはまるで正反対なんだ。チンパンジーはオスが群れのトップに立ち、他の群れを組織的に襲撃して縄張りを広げる「戦争」のような行動をすることが確認されているよ。
でも、もう一方のボノボは超・平和主義!メスが中心の社会を作り、違う群れと出会っても争う代わりに、スキンシップや遊びを通じて緊張をほぐし、争いを未然に防ぐ高度なコミュニケーション能力を持っているんだ。
僕たち人類は、攻撃的なチンパンジーの性質と、平和を愛するボノボの性質、両方のポテンシャルを兼ね備えていると言われているんだよ。つまり、環境や社会のルール次第で、僕たちは争いを避ける「ボノボ・モード」をオンにできるってことなんだ!
地球全体が一つの「部族」になる未来へ
さあ、少し視点を地球の外、宇宙スケールまで広げてみようか。もし仮に、宇宙からとてつもなく高度な文明を持った異星人が地球にやってきたら、どうなると思う?
おそらく、地球上の国と国とで争っている場合じゃなくなるよね。人類は「地球人」という一つの巨大な部族として、見事な団結力を発揮するはずなんだ。これって、心理学でいう「共通の上位目標」ができると、対立していたグループ同士が仲良くなるっていうメカニズムそのものだよね。
宇宙から見れば、国境の線なんてどこにも引かれていない。地球という小さな惑星の上で、限られた大気と水をシェアして生きている僕たちは、もともと同じ「地球号の乗組員」なんだ。科学技術や交通網が発達して、世界中が瞬時に繋がるようになった今、人類は少しずつ「地球全体を一つの共同体」として認識する進化の途上にあるのかもしれないね!
TKちゃんのまとめ!: 星空を見上げれば、僕たちはみんな同じ乗組員
実はこないだ、天文部の夏合宿で山の上の天文台に行ってきたんだ!みんなで徹夜して、巨大な望遠鏡で木星の模様とか、遠くの銀河を観察してたんだけどね。夜空一面に広がる無数の星たちを見ていたら、なんだかすごく不思議な気持ちになったんだよね。
あんなに広大な宇宙の中で、生命が存在できる奇跡みたいな地球に、僕たちはたまたま一緒に乗り合わせているんだなって。部活の仲間と温かいココアを飲みながら、「宇宙から見たら、明日の小テストの範囲で悩んでるなんて、めちゃくちゃちっぽけだよね(笑)」なんて笑い合ったんだ。
人類の歴史を振り返ると、完全に戦争がなかった時代を見つけるのは難しいかもしれない。でも、僕たちが宇宙のスケールを知ることで、隣の誰かへの想像力をもっと広げていけたら、未来の考古学者が地層を掘り返したときに「あ、この時代からパタリと武器の痕跡が消えてる!」って驚くような、本当の平和な時代を作れるんじゃないかなって、僕は信じてるよ!
ソース:Live Science

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